研究課題/領域番号 |
18K04097
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
佐野 憲一朗 東京工業大学, 工学院, 助教 (60589307)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 直流送電システム / 直流系統 / 信頼度 / 直流遮断器 / 運転継続 / 系統事故解析 / 自励式変換器 / 基幹送電系統 / 多端子直流送電 / 洋上風力発電 / パワーエレクトロニクス |
研究成果の概要 |
本研究は,多端子直流送電システムによる基幹送電系統の構築技術の確立を目的として実施した。まず,拡張性と事故の選択遮断を両立できる直流系統の構成として,ダイオードを用いた多回線直流送電方式を考案した。そして,電力変換器と断路器による低コストな直流系統の保護技術を開発した。これらは,スケールダウン構成の直流系統を構築し,実験により有効性を検証した。本研究で開発した技術は,将来的に多端子HVDCによる基幹送電系統(直流系統)を構成して広域連系を行う際に有効と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で扱う直流系統は,洋上風力発電をはじめとする再生可能エネルギー電源の大規模導入段階において,発電した電力を需要地近郊まで送電することで陸上の交流系統の混雑を回避するとともに,非同期交流系統の間で電力を融通して,広域連系を実現する役割を持つ。本研究成果は,この直流系統を,長期に亘って段階的に拡張可能とするとともに,系統事故の広域的な波及を回避し高い信頼度の実現に貢献する。
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