| 研究課題/領域番号 |
18K04104
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(C)
|
| 配分区分 | 基金 |
|---|
| 応募区分 | 一般 |
|---|
| 審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
|
|---|
| 研究機関 | 岡山大学 |
|---|
研究代表者 |
金 錫範 岡山大学, 環境生命自然科学学域, 教授 (00287963)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
| 配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
|---|
| キーワード | 小型核磁気共鳴装置 / 小型NMR Relaxometry / 小型MRI装置 / 高温超伝導バルク体 / 次世代高温超伝導線材 / NMR信号測定回路 / NMR Relaxometry / 高温超電導バルク体 / 次世代高温超電導線材 |
|---|
| 研究成果の概要 |
本研究は，小型の核磁気共鳴装置として，高温超伝導バルク体とREBCO線材を用いたNMR/MRI装置用の静磁場源の開発が目的であり，目標とする発生磁場強度は1.5 Tである。高温超伝導バルク体による小型静磁場源については，一度磁場中冷却法で磁束が捕捉されたバルク体に対して再度励磁を行うことでバルク体内の超伝導電流密度分布を制御し，測定空間内の磁場均一度を大幅に向上させることに成功した。REBCO線材による小型静磁場源については，遮蔽電流による不整磁場がより正確に計算できる手法を提案し，それを分散型遺伝的アルゴリズム法に適用させることでMRI用マグネットの形状最適化が可能であることを示した。
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高温超伝導バルク体は，強力なピン止め効果により印加された磁場に対して強度と形状をそのまま捕捉することができるものの，捕捉磁場の元となるバルク体内の電流分布を制御することは非常に難しい。そこで，本研究で提案したバルク体内の電流分布が制御できる手法の学術的意義は非常に高いと評価している。また，REBCO線材を用いて磁気共鳴装置用の静磁場源作製する際に最も大きい問題である遮蔽電流による不整磁場について簡易的でありながらより正確に模擬できる手法の提案も学術的な意義がある。本研究の成果により，高性能の小型静磁場源の実現可能性が示されたので社会的意義も大きいと期待している。
|
