研究課題/領域番号 |
18K04119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
冨田 睦雄 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (20311029)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 同期リラクタンスモータ / 制御 / 電気有効利用 / センサレス / 低速 / エネルギー効率化 / 省エネルギー / 地球温暖化ガス排出削減 |
研究成果の概要 |
高効率だが磁石の材料として供給不安が喫緊の課題であるレアアースが必須の永久磁石同期モータに替わるモータとして、磁石を用いない同期リラクタンスモータを採用することが考えられるが出力が小さい。そのため、同期モータの制御に不可欠で大きなスペースを占める位置センサを取り除く位置センサレス制御を行えば、このスペースの分、大きな体格のモータを採用でき、高出力化が実現できるが、低速時は困難であった。研究代表者は、高周波電流を用いて、極低速時の位置センサレス制御に成功していたが大きな高周波電流注入が必要で損失が大きかった。本研究では、高周波電流の電流制御性能を向上させ高周波電流を小さくすることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、供給不安が喫緊の課題であるレアアースを全く用いないため高効率ながらも出力が永久磁石同期モータに及ばない同期リラクタンスモータが極低速時においても、損失が小さくなる小さな高周波電流重畳によって位置センサレス制御が可能になった。これによって、位置センサの分だけ大きな体格の同期リラクタンスモータの採用により高出力化が実現する。以上により、同期リラクタンスモータが普及していくことが考えられ、今後も安定したエネルギー効率の向上に貢献できる。この波及効果は極めて大きい。
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