研究課題/領域番号 |
18K04137
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
|
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
平山 裕 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70372539)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 無線電力伝送 / マイクロ波 / アンテナ / パワーエレクトロニクス / 結合共振 / アンテナ工学 |
研究成果の概要 |
無線電力伝送技術には、インバーターの応用としてのパワーエレクトロニクスに基づく技術と、アンテナ・高周波回路の考え方に基づいたマイクロ波技術によるものがある。それぞれの分野における研究は活発に行われているが、さらなる発展のためには、両者を融合した理論体系の確立が有用である。本研究では、「周波数変換」「インピーダンス変換」「伝搬モード変換」の考え方に基づいた、無線電力伝送工学の体系化を行った。さらに、その応用として、高周波におけるインピーダンス整合を、パワエレ回路のDC-DCコンバーターで実現する方法を提案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
無線電力伝送技術の実用化のためには、電力を扱うパワーエレクトロニクス工学と、高周波を扱うマイクロ波工学の融合が必要である。本研究は、両分野の考え方を統一的に説明できる基盤を準備したことにより、一方の分野の考え方が、他方の分野にどのように対応するかが明解になり、技術の融合を容易にしたことが、学術的意義である。さらに、その有用性を実証するために、マイクロ波技術とパワエレ工学を融合した「複素MPPT回路」を提案し、無線電力伝送の高効率化を実現したことが、社会的意義である。
|