研究課題/領域番号 |
18K04167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
深野 秀樹 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (60532992)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 光ファイバ / 温度センサ / レーザ照射 / 温熱プローブ / 温熱治療 / 光ファイバ温度センサ / ハイパーサーミア / 光熱変換 / 光ファイバセンサ / 温熱療法 / 画像モニタ |
研究成果の概要 |
ガラス素材で構成した新しい温度センサが集積された温熱プローブを研究開発し,さらに,温度測定波長と異なるレーザ波長を昇温に利用する波長多重モジュールを試作し,同時照射による特性の測定を行った。吸収長が長くなる近赤外レーザ光を疑似生体等に照射し,光吸収によって発生した熱による昇温を,プローブ先端の温度センサで精度よく測定できることを実証し,その有望性を明らかにした。また,従来のファイバスコープと異なるレンズ原理応用の通信用のグレーデッドインデックスマルチモードファイバを用いた極細光ファイバ画像モニタの研究を行い,従来に比べて10倍以上の長さにおいても集光を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光は,電磁信号の影響を受けないという大きなメリットを有する一方で,従来の電気信号を検出するための計測概念や計測用電子素子を用いることなく,光のみで物理量を測定する新しい手法の研究が必要である。光のみを利用する本研究の光ファイバシステムは,医療応用におけるX線CTやMRIのマクロな観察環境下で併用でき,これまでにない,治療状況判断を計測数値やミクロな細胞レベルの観察をプラスして行えるため,過剰な治療領域を無くし,患者負担の軽減と早期回復など大きな効果をもたらすことが期待できる。
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