研究課題/領域番号 |
18K04179
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
|
研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
酒井 利奈 北里大学, 医療衛生学部, 准教授 (10383647)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 人工股関節全置換術 / 術中骨折 / 人工股関節置換術 / 人工股関節 / 周波数 / Total hip Arthloplasty / ハンマリング / ハンマリング音 / 周波数解析 / 医療機器 |
研究成果の概要 |
人工股関節置換術中に生じる骨折の予測にハンマリング音を利用するTHA支援システムの開発を行った.メディカルスタッフにとって持ち運びと操作性の簡便さは,システムを利用する際の重要なファクターとなる.そこで装置は持ち運びに便利な小型化を目指し,操作を単純化するためのソフトウェア開発を進めた.ハードウェアとしてスティックPCを採用し,AIディスプレイと接続した.本来タブレットPCで想定していたデバイスよりもシステムを大幅に小型化することに成功した.執刀医が術野に集中できるよう,ステムが固定したタイミングで音による注意喚起をするなどの工夫が考えられる.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の意義は医療経済的観点からその有益性をもって社会に還元することにある.本課題において骨折予防法を確立した暁には,骨折した症例と比べ入院期間は1/6に短縮される(標準的入院期間:2-3週間,骨折を合併した場合の入院期間:2-3ヵ月).すなわち患者の生活の質を短期に改善できる点において,患者に対する臨床上の効果が著しい.人工股関節置換術の平均的入院費用は50万円(3割負担)であるのに対し,骨折を合併した場合の入院費用は300万円(3割負担)となる.すなわち本技術により医療費を大幅に削減できる可能性があり,経済的観点から大きな社会貢献につながる.
|