研究課題/領域番号 |
18K04183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 愛知工業大学 |
研究代表者 |
山田 章 愛知工業大学, 工学部, 教授 (20377815)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 凍結濃縮 / pH / ISFET / 半導体イオンセンサ / 微小流体デバイス |
研究成果の概要 |
凍結濃縮は、水が凍る過程で物質が濃縮される現象で、食品分野で多用されている。本研究では、凍結濃縮に伴う水のpH変化を測定するためのシステムを構築し、凍結過程及び融解過程におけるpH変化を実測定した。測定には半導体イオンセンサISFETと微小流体デバイスを組み合わせた測定デバイスを用いた。凍結濃縮によるpHの変化は、溶液の種類、氷の大きさ、凍結温度によって異なった。氷の大きさが大きく、凍結温度が高いときに凍結濃縮によるpH変化は大きかった。水道水の場合、凍結によるpHの変化は1.8pHにも登った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
凍結濃縮は食品産業や生命科学分野に関わる現象です。この中で、水の水素イオン濃度(pH)は溶液に含まれる物質に影響を与えるため重要な指標ですが、凍結・融解に伴ってどの程度変動するかはよくわかっていません。pHの変化を理解することで食品の処理方法、保管方法等において知見が深まり、より効率的で味の良い食品保存方法の開発に繋がっていくことが期待されます。
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