研究課題/領域番号 |
18K04185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
林 忠之 仙台高等専門学校, 総合工学科, 教授 (80310978)
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研究分担者 |
立木 実 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, 主幹研究員 (50318838)
小森 和範 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, 主幹研究員 (50354296)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | SQUID / SQUID顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / プローブ / 磁束トランス / 磁気像 / 空間分解能 / パーマロイ / 磁気顕微鏡 / 走査プローブ顕微鏡 / 超伝導磁束トランス / 磁束リターンガイド |
研究成果の概要 |
SQUID磁気顕微鏡と走査トンネル顕微鏡(STM)の特長を併せもったSTM-SQUID顕微鏡において、高透磁率プローブが試料から局所的に集束した磁束を、漏洩なくSQUID磁気センサに伝達させる技術を確立し、SQUID磁気センサの検出磁場感度ならびにこれに直結する磁気顕微鏡の空間分解能を向上させる装置開発を進めた。磁束検出機構は、磁束リターンガイドと超伝導磁束トランスからなるものである。超伝導テープを素材とする超伝導磁束トランスの片方のループにプローブを貫通させ、SQUID磁気センサに他方のループを配置させることとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
磁気記録の高密度化やスピントロニクスの新たな発展にともなって磁性材料のnmオーダの微細磁気評価の重要性が高まっている。また、環境エネルギー技術の一環として高温超伝導低損失電力ケーブルの開発が急務であり、さらなる特性改善には超伝導材料の磁気的な微細評価も不可欠である。 高空間分解能のために、磁気プローブをSTMの探針としても用いるSTM-SQUID顕微鏡は、試料の表面トラッキングを可能とし、表面形状と磁場分布像の同時描出ができる。空間分解能に直結するSQUIDの検出磁場感度を改善するための本研究の新たな顕微鏡ヘッドにより、スピントロ二クス研究および超伝導材料研究の要求に応えることが期待される。
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