研究課題/領域番号 |
18K04194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21040:制御およびシステム工学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
軸屋 一郎 金沢大学, フロンティア工学系, 准教授 (90345918)
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研究分担者 |
木野 勝 京都大学, 理学研究科, 助教 (40377932)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 制御工学 / 能動光学 / 天体望遠鏡 / 天文学 |
研究成果の概要 |
日本初の分割主鏡式天体望遠鏡であるせいめい望遠鏡への適用を念頭に分割主鏡制御の概念設計を行なった.超多入力超多出力な制御対象に対する制御問題として定式化し,集中制御則と分散制御則の二方式を提案した.集中制御則に関してはせいめい望遠鏡実機に実機実装され既に天体観測に至っている.分散制御則に関しては集中制御則のバックアッププランとして提案され,集中制御則が機能したために実機実装の必要性が生じなかったが,将来的な天体望遠鏡の大型化を念頭にシミュレーション検討を通じて最適化手法を検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天文学の発展に望遠鏡の大型化は欠かせない.10メートル級の光学望遠鏡までは一枚の主鏡を構成できるが,それ以上となると分割主鏡を構築する必要がある.軽量架台,精密鏡面加工,分割主鏡制御など様々は技術開発が必要である.本研究では分割主鏡制御の技術開発を実施し,日本初の分割主鏡式望遠鏡の実現に貢献した.工学の立場から最先端天文学の発展に貢献し日本のプレゼンスを示すとともに,制御工学の有用性を示す興味深い実例を示すことができた.
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