研究課題/領域番号 |
18K04203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21040:制御およびシステム工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
和田 孝之 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (60599207)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 制御工学 / システム工学 / 数理工学 / ディペンダビリティ / アルゴリズム |
研究成果の概要 |
ディペンダブル制御実現に向けた基礎理論の構築のため,いくつかの制御問題を取り上げ,研究を行った.まず,センサネットワークによる動的システムの分散推定問題を取り上げ,センサノードの故障に強く,通信負荷の少ない推定アルゴリズムを検討した.また,多数のサブシステムからなる大規模分散システムにおいて,システム全体として達成したい制御目標を,どのようにサブシステムの制御目標に落としこむか考え,制御問題への応用を見据え,連続変数を取り扱うことができるよう拡張した.さらに,通信構造のスパース性と制御性能を両立する制御系の設計問題を考え,制約を考慮した制御手法について考察した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
制御システムは通信ネットワークなど,情報システムを利用して構成されるため,制御の指標も従来の機械・電気システムを対象とした指標を超えたものが要請される.ここでは,いくつかの例を取り上げ,要求されるディペンダビリティに対応する指標が何かを考察した.また,ディペンダビリティを保証するために利用できる確率的な手法について再検討をおこない,ある程度大きなリスクを許容できる場合を対象に,従来手法より,より高精度にリスクを評価する方法を考えた.
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