研究課題/領域番号 |
18K04230
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21050:電気電子材料工学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
關谷 尚人 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (80432160)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ワイヤレス電力伝送 / 高Q値コイル / 高温超伝導線材 / 超伝導RFコイル / 超伝導 / Q値 / 超伝導線材 / 超伝導コイル |
研究成果の概要 |
高周波で低損失を実現できる高周波用超伝導線材を開発し,それを用いて非常に高いQ値(銅コイルの20倍)を持つコイルを開発した.また,開発したコイルをワイヤレス電力伝送の送受電コイルに用いることで,伝送効率を大幅に改善した.高周波用超伝導線材は2本の超伝導線材から構成されるため,それらを張り合わせる技術を開発した.また,超伝導線材の導体損失に影響を与えない銀保護膜の厚さを明らかにした.さらに,コイルを作製する際の支持材がコイルのQ値影響を与えない最適な構造を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:開発した高Q値コイルは従来技術では実現できない飛躍的に高いQ値を実現し,それを使ったワイヤレス電力伝送の効率が大幅に改善することを実証した.これら成果は未開拓であった超伝導線材の高周波応用分野の先駆けとして重要な意義を持つ. 社会的意義:高周波用超伝導線材を用いた高Q値コイルはワイヤレス電力伝送の送受電コイルやMRIの信号検出コイルに使用することで,効率や感度を大幅に改善することができるため,未来の非接触電力供給技術や医療の向上などに貢献できる.
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