研究課題/領域番号 |
18K04240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21050:電気電子材料工学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
野見山 輝明 鹿児島大学, 理工学域工学系, 准教授 (60274859)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 光蓄電池 / 太陽電池 / 蓄電池 / 酸化物半導体 / 導電性高分子 / 高速充放電 / 多孔体 / 電着 / 3次元電池 / 電気化学的エピタキシャル成長 / パルス電着 / 酸化チタン / ポリアニリン / 酸化銅 / 酸化亜鉛 / 電気化学重合 / 複合材料 / 酸化チタン・ポリアニリン |
研究成果の概要 |
太陽光エネルギーの利用促進のために研究テーマを「電着で光発電層と蓄電層を積層した光蓄電フィルムの開発」として,光で蓄電できる太陽電池(光蓄電池)の開発に取り組んだ.本テーマでは,太陽電池層と蓄電池層を積層したシート上の光蓄電池を目指しており,それぞれの層を電気化学的重合(メッキ=電着)で形成することを目的とした.その結果,蓄電層の形成は,酸化チタン多孔体に導電性高分子ポリアニリンを電着したTP蓄電層にて,光蓄電池に要求される高速充放電と蓄電容量を実現する目処が立った.発電層については,酸化銅と酸化亜鉛のヘテロ接合膜による発電を狙っており,それぞれの膜の結晶成長制御と電気抵抗率の低減に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太陽光発電の最大の欠点は,太陽電池が単に太陽光から電力への変換装置であり,電力を蓄えることができない点である.このため,今後,太陽電池を今以上に普及させるには,蓄電設備を安価に効率的に配置するかが鍵となる.この1つの解として,太陽電池パネルやシート自体に安価に蓄電機能を付加したもの,特に材料レベルで一体化したものを光蓄電池として研究を進めてきた.その結果,酸化チタン多孔体に導電性高分子ポリアニリンを電着したTP複合体が蓄電層として有望であることを明らかにした,さらに,その上に発電層の形成する手法として同じく電着法を用いることで安価な光蓄電池形成の目処が立った.
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