研究課題/領域番号 |
18K04257
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
山口 留美子 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (30170799)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高分子複合液晶 / 反応性メソゲン / 光散乱 / 低電圧駆動 / リバースモード / スマートウインドウ / レンズ効果 / 遠方光散乱パターン / 屈折率 / 駆動電圧 / 複合誘電率 |
研究成果の概要 |
液晶中に3~10%程度の反応性メソゲン基を有する異方性高分子を分散させ,透明状態から光散乱状態への電気的切り替えを可能とするリバースモード素子において,低電圧駆動化(~6 V)を目指した。従来の“高分子―液晶間の屈折率差による光散乱”の他に,“液晶ドメイン間での光散乱機構”を導入し,光散乱強度を低減することなしに,駆動電圧を低減することに成功した。新たな光散乱機構を取り入れたシミュレーションモデルも構築できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大小の液晶ドメインの再配向電圧の違いに着目し,“液晶ドメイン間での光散乱機構”を導入することで,光散乱強度を損なうことなく,駆動電圧の低減に成功した。従来の“高分子―液晶間の屈折率差による光散乱”機構と比較し,新規な光散乱機構の導入は駆動電圧を約半分にまで低減できることを,数値解析的に明らかにすることができた。リバースモード液晶素子は,スマートウインドウとして期待されているが,光散乱状態をプロジェクタースクリーンとして用いることで,透明ディスプレイにも応用可能である。
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