研究課題/領域番号 |
18K04288
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
|
研究機関 | 日本工業大学 |
研究代表者 |
宇賀神 守 日本工業大学, 基幹工学部, 教授 (90506164)
|
研究分担者 |
伊藤 信之 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (10598519)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 電圧制御発振回路 / 位相雑音 / トランジスタ遅延 / 位相調整回路 / 直交信号 / VCO / 位相補正 / 直交アナログ信号 / アナログ回路 / 多相アナログ信号 / 多相アナログ信号処理 / 無線受信回路 |
研究成果の概要 |
高感度の無線通信用LSIでは雑音の小さい信号源回路の実現が重要である。本研究では、トランジスタのもつ信号遅延により信号源雑音が増大するメカニズムを理論およびシミュレーションにより明確にした。さらに、直交信号などの多位相信号間のフィードバック信号処理により信号遅延による影響を除去できる信号源回路アーキテクチャを考案し、4相の信号源ICを試作・評価することで、その効果を実証した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トランジスタのもつ信号遅延の縮小は、より微細な製造プロセスによって実現することもできる。しかしながら、製造プロセスの微細化は製造コストの大幅な増大を招く。本研究は、コスト上昇無しに高周波な無線通信用LSIを実現するための技術であり、産業的に有意義である。 また多位相信号間の信号処理により信号遅延の影響を除去するという新しい考え方による回路アーキテクチャの研究であり、学術的意義も大きい。
|