研究課題/領域番号 |
18K04298
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
井上 真澄 北見工業大学, 工学部, 准教授 (00388141)
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研究分担者 |
崔 希燮 北見工業大学, 工学部, 准教授 (70710028)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 温水循環式エアヒーター / 給熱養生 / 強度発現 / 温度履歴 / 寒中コンクリート施工 / 寒中コンクリート / 初期凍害 |
研究成果の概要 |
寒冷地域で採用される給熱養生は、構造体を囲う仮設の養生上屋内において熱風機により内部空間全体を温度制御する方法が主流である。しかしこの方法は、熱効率が悪く、燃焼ガスの発生や熱供給の過不足などの懸念がある。 本研究は、従来型給熱養生の問題点を解決する新たな方策として、温水循環式エアヒーターを用いた給熱養生システムの構築を目的とするものである。低温環境下において本システムによりコンクリート部材を給熱した場合の温度分布や強度発現性について検討を行った。その結果、本システムにより給熱養生することで低温環境下におけるコンクリート部材の温度管理が可能であり、良好な強度発現性が得られることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現行の寒中施工では、養生上屋内全体を給熱機にて暖める給熱養生方法が最も普及している。しかし、熱効率性や経済性に関わる様々な課題に対しては全く手付かずの状態にある。温水循環式エアヒーターを用いた給熱養生システムは、従来型給熱養生方法の根本的な課題の解消に大きく寄与するとともに、施工の効率化・省力化、建設現場の安全性向上にも繋がる新しいシステムであり、寒中コンクリート施工における生産性向上を実現する有効な手段の一つになると考えられる。
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