研究課題/領域番号 |
18K04303
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
吉武 勇 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (10335771)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | コンクリート / 混和材 / 耐久性 / 疲労 / 鉄筋コンクリート |
研究成果の概要 |
繰返し積載に対する疲労耐久性は,コンクリート構造において重要である.コンクリート材料に対する疲労試験の研究は多数みられるが,各種混和材料を用いたRC部材の疲労に関する研究は限られている.本研究の目的は,様々なセメント系混和材料を用いて製作したRCはり部材の曲げ疲労耐久性を調べることである.主に用いた混和材料は,高炉スラグ微粉末,フライアッシュ,シリカフューム,耐塩害用混和材である.本研究より,セメントの一部代替材として用いた各種混和材がRCはりの疲労耐久性に及ぼす影響を調べ,一部の混和材では湿潤環境下におけるRCはりの疲労耐久性の低下が顕著となることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会インフラを担うコンクリート構造物の耐久性を向上させるために,しばしば混和材料が用いられている.混和材料の中には,コンクリートの材料的性能として劣化因子などの物質透過抵抗性を向上させるものもある.一方,疲労荷重のような外力を受けるコンクリート構造においては,その影響が必ずしも効果的に寄与するものとは限らない.本研究を通じて,使用材料・条件によっては,疲労耐久性を低下させる混和材もあることを示している.これは,耐久性確保のために混和材を使用する際に注意する必要があることを示唆した研究成果と考えている.
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