研究課題/領域番号 |
18K04307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
審良 善和 鹿児島大学, 理工学域工学系, 准教授 (60639376)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 維持管理 / コンクリート構造物 / 鉄筋腐食 / 塩害 / 腐食速度 / アノード分極 / カソード分極 / 分極曲線 / アノード / カソード / 分極挙動 / コンクリート / 劣化予測手法 |
研究成果の概要 |
鉄筋コンクリート構造物の塩害による劣化は鉄筋の腐食が問題になる。ただし、構造物の設置される環境や使用されるコンクリートの品質などにより劣化の進行は異なる。これは、鉄筋表面の環境の変化が、鉄筋腐食の進行速度に影響すると考えられるためである。 この研究では、塩害の程度を評価するために塩化物イオン濃度の影響を、設置環境の違いを評価するために酸素濃度や水分の影響を電気化学的な計測により把握した。その結果、鉄筋腐食の開始および腐食開始以降の腐食の速度を把握することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インフラ施設の老朽化問題は、持続可能社会構築のためには解決が急がれる重要な課題である。特に、塩害によるコンクリート構造物の腐食は深刻な問題であり、効率的な維持管理を行うためには、劣化の進行予測を高精度化する必要がある。 本研究により、異なる環境に建設された鉄筋コンクリート構造物の鉄筋腐食の進行速度をある程度評価することができた。これを用いることで予測精度が向上するため、インフラ施設の長寿命化に貢献できる。
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