研究課題/領域番号 |
18K04310
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
伊代田 岳史 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (20549349)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | セメント水和物 / 炭酸化 / 塩分浸透 / 固定化・吸着 / 遷移帯 / 高炉スラグ微粉末 / 空隙構造 / CSH硬化促進剤 / C-S-H / 耐久性 |
研究成果の概要 |
本研究では、各種混和材を用いたコンクリートの水和物の特徴を反映した物質移動特性をモデリングするための、基礎的データの取得を行った。具体的には、高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどを用いた場合の水和物は、普通ポルトランドセメントを用いた場合とは異なることを考慮し、中性化や塩害による物質変化を考慮したうえで、空隙特性を把握した。一方で、セメントペーストからコンクリートへの拡張を試みるために、遷移帯などを考えた物質の移動特性を把握することに成功した。今後は、モデル化に向けた取り組みが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球温暖化防止対策として、二酸化炭素排出量を削減するために、セメント産業においてもセメント代替材料の活用が必要不可欠となる。そのような材料を用いた場合には、セメントと比べて、水和物や空隙特性が大きく変化することが知られている。ただし、これらの材料を用いた場合のメリットを明確に示すことができるモデルが示されていない。ここでは、水和物に立脚したモデルを作成するための基礎データを取得した。また、劣化因子の浸透による水和物や空隙の変化をとらえた。加えて、これらの情報をコンクリートに拡張するための障壁について、検討を加えた。
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