研究課題/領域番号 |
18K04312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
溝渕 利明 法政大学, デザイン工学部, 教授 (60339504)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ひび割れ / 設計用値 / 温度応力 / 簡易評価手法 / 若材齢クリープ / 直接引張試験法 / 体積変化 / 温度ひずみ / 自己収縮ひずみ / 熱膨張係数 / 直引張強度 / 温度依存性 / 体積ひずみ / 直接引張試験 / 温度ひび割れ / クリープ特性 |
研究成果の概要 |
マスコンクリート構造物の体積変化に伴うひび割れ発生の予測のための解析技術は,この30年ほどで飛躍的に進歩している一方で,解析に用いる設計用値としての力学特性や熱特性等の諸特性に関しては,解析技術ほど十分な精度を有しているとは言い難い現状にある。そこで,本研究では現場で簡便にひび割れの予測解析に必要な設計用値の取得及び評価が可能なシステムを開発するために,簡易物性評価試験から得られた特性値の最適化手法の開発,温度依存性を考慮した直接引張強度試験法の開発,体積ひずみ変化率を導入した新しいひび割れ予測解析手法の提案及び若材齢時のクリープ特性評価のための簡易試験法の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,現場で簡便に熱特性を最適化することができ,温度依存性を考慮した力学特性を把握することができることから,施工予定のコンクリート構造物のひび割れ予測精度を大幅に向上させることが可能になることである。また,これまで分離が難しかった体積変化に伴うひずみ成分を極力統合することで,解析自体の簡易化を図るとともに,予測精度低下の原因の一つであった設計用値の選定を現場で簡便に評価できるシステムの構築を目指したことである。特に,本研究で開発した簡易物性評価試験法は国内の現場のみならず,海外の現場においても用いることができ,現地の材料を用いたひび割れ解析に必要な設計用値を簡便に取得することが可能である。
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