研究課題/領域番号 |
18K04324
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22020:構造工学および地震工学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
長尾 毅 神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (30356042)
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研究分担者 |
竹山 智英 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (00452011)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 桟橋 / 耐震性能 / 地盤反力 / 杭地盤相互作用 / 地盤反力係数 / 基礎幅 / 側方流動 / 土圧 / 3次元効果 / 動的相互作用 / 耐震設計 |
研究成果の概要 |
港湾構造物の桟橋の耐震設計法は鋼管杭の基礎を用いた通常の形式に対して確立されたものであり,鋼管杭基礎よりも耐震性が優れていると考えられるケーソン等の高剛性基礎を用いた桟橋については,耐震設計法が確立されていない.高剛性基礎と鋼管杭では剛性の違いが大きいために地震時の桟橋の挙動が異なることに加えて,大地震作用時に杭間を地盤がすり抜ける効果を現在の設計法では十分に考慮できないことなどの理由により,高剛性基礎式桟橋に対して通常の鋼管杭式桟橋を対象に構築された設計法を適用することには問題があると考えられる. 本研究では,室内実験および解析によって,ケーソン基礎等の高剛性基礎式桟橋の耐震性を検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高剛性基礎式桟橋を現在の設計法で設計すると,基礎の高剛性さを適切に考慮できないため,過大な設計となってしまう.これは工費の不適切な増加につながる.さらに,高剛性基礎の耐震設計法は,半世紀近く昔の実験結果を,その合理性を再検証することなく使い続けている項目があり,これも合理的な耐震設計法の構築という観点から問題がある.本研究の成果を活用することにより,高剛性基礎式桟橋の合理的な耐震設計を行うことが可能になる.
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