研究課題/領域番号 |
18K04325
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22020:構造工学および地震工学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
玉井 宏樹 九州大学, 工学研究院, 助教 (20509632)
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研究分担者 |
櫨原 弘貴 福岡大学, 工学部, 助教 (70580182)
宗本 理 愛知工業大学, 工学部, 准教授 (70737709)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | かぶりコンクリート / 断面修復 / 剥落 / 電食 / 鉄筋腐食 / FEM解析 / コンクリート / かぶりコンクリートの剥落 / 動的荷重 |
研究成果の概要 |
本研究では,劣化したコンクリート構造物のかぶりコンクリートや断面修復部の剥落に伴う第3者被害を防ぐことを目的に,実際に劣化した部材を製作し,それに対して載荷実験を実施することで剥落に及ぼす影響因子の把握の他,剥落を推定可能な非破壊検査主力値を明らかとした。具体的には,一様に腐食している場合よりも,位置的に局所腐食が生じている場合に剥落危険性は高まり,さらに,腐食率が20%以上の場合には剥落部の自重のみでいつ剥落してもおかしくない状況に達することを明らかとした。なお,有限要素法によるFEM解析を実施して,それらの剥落のメカニズムをひび割れ進展から明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
かぶりコンクリートや断面修復部の剥落に及ぼす影響因子やその程度を明らかにした成果や,剥落推定のための非破壊検査出力値を明らかにした成果は,今後,剥落の事前察知のために重要な基礎資料になることは間違いなく,学術的にも意義のあるものである。また,この研究の成果をもとに,今後,現場で適用できる剥落危険性評価指標などを考案していくことで,実構造物での剥落などの第3者被害を防ぐことで社会的意義も有する。
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