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新旧歴史災害情報に基づく土砂災害の再現性に注目した素因・誘因分析

研究課題

研究課題/領域番号 18K04345
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分22030:地盤工学関連
研究機関和歌山大学

研究代表者

江種 伸之  和歌山大学, システム工学部, 教授 (00283961)

研究分担者 田内 裕人  和歌山大学, システム工学部, 助教 (60780476)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード豪雨災害 / 土砂災害 / 紀伊半島大水害 / 7.18水害 / 十津川水害 / GIS / 現地調査 / 有田川水害 / 地形立地解析 / 歴史災害 / 豪雨
研究成果の概要

本研究は,「土砂災害の再現性」に注目し,豪雨由来の新旧土砂災害を現在の視点から再評価した.対象地は紀伊半島南部(和歌山県)である.今回は,2011年の紀伊半島大水害,1953年の7.18水害,1889年の十津川水害を対象に,GIS空間分析と現地調査を実施した.その結果,紀伊半島南部の付加体が分布するエリアにおいては,北向きの逆断層やその周辺の破砕帯の存在が大規模斜面崩壊を引き起こす素因として重要であることが明らかとなった.また,山腹土砂がクリープすることで発生するクラックや二重尾根が崩壊斜面の源頭部直上に確認される斜面では,豪雨により再び崩壊が引き起こされる可能性が高いことも明らかとなった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

一般に「土砂災害は同じ地域で繰り返し発生する」と言われるが,その記録や教訓が十分伝えられているとは言えない.これは,大災害は特殊事例と見なされてしまうこと,および時間の経過と共に記憶が風化することに大きな理由がある.特に過去の災害との間に数十年の開きがある場合,その傾向が顕著になる.このことは,換言すれば,過去の災害を現在の視点で見直せば,今後の地域防災力向上に資する新たな知見が見い出される可能性があることを意味している.このような視点から,同じ地域で発生した3つの歴史的水害(土砂災害)を比較したことに本研究の学術的意義があり,地域における土砂災害発生要因を明らかにしたことに社会的意義がある.

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 1953年の7.18水害を対象とした斜面崩壊の素因分析2018

    • 著者名/発表者名
      田内裕人,藤田三四郎,江種伸之
    • 雑誌名

      第9回土砂災害に関するシンポジウム論文集

      巻: 9 ページ: 13-18

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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