研究課題/領域番号 |
18K04356
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
|
研究機関 | 八戸工業高等専門学校 |
研究代表者 |
清原 雄康 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (20369911)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 盛土 / 降雨 / 不飽和浸透 / しらす / 不飽和土 / 水分特性曲線 / 有限要素解析 / せん断 / 繰返し挙動 / 摩耗性 / 不飽和透水係数 / ベントナイト / 透水 / せん断試験 / 繰返し載荷 / 摩耗 / 粒子破砕 / 泥流状崩壊 / 火山灰質土 / 液状化 / 三軸試験 / 細粒分含有率 / 損傷評価 / 間隙構造 / 修復 |
研究成果の概要 |
18年が経過した野外盛土の降雨後の水分移動特性の変化を再調査し,施工当時との挙動比較,内部侵食との関連性の考察を行った。盛土表層付近では細粒分が顕著に減少,間隙比が増加し,内部でも植物根の侵入が生じていた.繰返し荷重作用時のしらす土粒子単体の圧縮性,摩耗を定量的に把握した.土水連成解析にて,その圧縮性,摩耗性を考慮した解析を行った.さらに,しらす土の構成則について,別途陽解法によるプログラムを作成し,土構造を反映する移動硬化則の背応力の応力比依存性について実測結果と比較検証した.ベントナイトによる細粒分補充効果について透水性の低下には寄与するものの,強度向上効果は得られなかった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
施工後長期間経過した盛土の降雨時浸透挙動の変化を18年という長期間にわたって計測し,その間の植生変化が保水性,水分特性に及ぼす影響,表層付近での細粒分の流失,間隙比の増加を明らかにした,これは降雨時の浸透挙動,浸潤線の上昇の予測精度を上げることに寄与し,豪雨時の土砂災害ハザードマップ作成の際にも有用な情報源となる.表層付近の空隙を密実化するためのベントナイト粒子の補填実験を室内で行ったところ,透水性の低下回復は顕著であった.また,混入による最大強度が増加したが,せん断定数向上までは期待できなかった.
|