研究課題/領域番号 |
18K04369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
堀 智晴 京都大学, 防災研究所, 教授 (20190225)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 豪雨 / 洪水 / 時間分布 / 空間分布 / DAD / リスク / シミュレーション / 本支川 / 確率降雨 / 時空間分布 / 降雨流出 / 計画降雨 / 洪水リスク / 水害 / 水害リスク / 水害対応 |
研究成果の概要 |
豪雨の強度と時間・空間スケールとの関係に基づいた洪水リスク評価の方法を確立し、河川の任意の地点における洪水リスクをその地点の集水面積とその面積スケールに対応する豪雨特性から把握する方法を提案した。提案した手法を大和川流域とその支川である石川流域に適用し、流域全体では規模が同じ降雨であっても、支川流域では、より確率規模の大きな降雨に相当する雨が発生し、その結果洪水リスクが高まるケースがあることを定量的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大河川の支川流域で、計画規模を超えるような豪雨が生起する災害が近年頻発している。しかし、降雨の強度は考える面積スケールが小さいほど強くなるという傾向があるため、大河川の流域全体について統計解析によって得られた例えば再現期間100年の降雨が、より面積スケールの小さい支川流域で見るとその再現期間は100年より小さくなる。本研究では、この関係とそれに基づく洪水リスクの違いを定量的に示す方法を確立したものであり、大流域の下流部に位置する都市部と、中上流部に位置する中山間都市との安全度を評価・比較することや、本支川のバランスを考えつつ流域内の一貫した安全性を検討することを可能にしたものである。
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