研究課題/領域番号 |
18K04390
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
|
研究分担者 |
中村 俊之 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任准教授 (10419062)
鈴木 崇児 中京大学, 経済学部, 教授 (70262748)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | Public Transport / Shared Transport / Pricing / Shared transport / Public transport / Fares / Free floating bicycles / Feeder Modes / Network modelling / Fairness / Network Modelling / Acessibility |
研究成果の概要 |
本研究では、公共交通機関とシェアード交通システムが存在する都市における人流のモデルを作成した。本研究の主な目的は、これらのシステムが公共交通機関とどのように「競合」または「協調」するかを理解することである。運賃規制のないシェアード交通機関の運営者は、利益を最大化するために、運賃を請求することができるが。特に、公共交通機関のサービスが十分に充実していない地域では、シェアード交通機関の運営者は利用者により多くの運賃を請求することができる。このような運賃設定は、公正ではない可能性がある。総合的に見て、シェアード交通機関の運賃にもまた、一定の規制が必要であることを本研究の結果は示唆している。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、モデリング・アプローチに貢献すると同時に、交通計画のためのいくつかの知見を導出している。モデル化に関しては、モデル都市における様々な共有交通システムや公共交通システムの需要を予測するための公式を導き出すことで、「連続的な近似アプローチ」を開発している。さらに、本研究で進められた微視的なシミュレーションのアプローチは、今後の研究においても使用されるツールになることを示唆している。日本ではインフォーマルな公共交通機関や様々な形態のシェアード交通が今後、増加する可能性があるため、本研究は、どのような運賃規制が適切であるかについて、交通計画者に方向性を示す研究となっている。
|