研究課題/領域番号 |
18K04392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大窪 和明 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (50546744)
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研究分担者 |
全 邦釘 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60605955)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ロバスト最適化 / 社会インフラ / 維持管理計画 / 維持管理 / 異常検知 / インフラ維持管理 / 情報の価値 / 代替重要度 / 橋梁連関表 / 最適化 |
研究成果の概要 |
社会インフラの定期的な点検が義務付けられ,大量の点検情報が蓄積されていることを背景に,本研究では点検情報を考慮したロバスト最適維持管理計画モデルを開発した.具体的には,計画期間中の劣化速度に生じる予測誤差に対してロバストな最適解を求める手法を開発し,費用が最小となるように補修工事の実施時期等を決める最適維持管理計画モデルを提案した.その結果,提案手法によってロバストな計画が求められること,点検回数を増やすことによる費用低減効果が確認された.また,実際の点検調書から社会インフラの劣化要因の把握および予測に関する実証分析を行い,期待ライフサイクルコストの観点からの点検間隔等について検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案した手法は,近年,盛んに研究されているデータ駆動型ロバスト最適化手法の一つとして位置づけられ,その中でも新規な手法を提案している点に学術的意義がある.また,本研究では時間経過とともに蓄積されていく大量の点検情報を活用していくための体系的な一つの方法を提案しており,実務において点検調書の情報を維持管理などの計画策定に活用していく方法を検討する上での一つの参考資料を提供していることが期待される.
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