研究課題/領域番号 |
18K04394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
元田 良孝 岩手県立大学, 公私立大学の部局等, 名誉教授 (60305331)
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研究分担者 |
宇佐美 誠史 岩手県立大学, 総合政策学部, 准教授 (00404830)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | エスカレータ― / 歩行 / 安全性 / エスカレーター / 安全性・快適性 / 交通流 / 安全・快適性 |
研究成果の概要 |
本研究ではエスカレーター上の歩行について現地の観測とアンケート調査等で実態を明らかにして、エスカレーター上の歩行の是非に関する議論の基礎資料とすることを目的とした。東京メトロ、JR東日本のエスカレーターで歩行率等を調査した結果、下りの方が高いこと、高低差については20mまで明確な差が現れないこと、上りでは交通量と歩行率に正の相関があること、高齢者と上りの女性の歩行率は低下すること等が定量的に明らかとなった。これらの成果について学会で歩行の是非について議論を行い、論文を発表するとともに「エスカレーターのかがく」という題名でとりまとめ成山堂書店から令和5年内に出版する予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エスカレーターの歩行の是非についてはしばしば社会的な問題として提起されてきたが、定量的な研究が不足しており、議論が必ずしも十分とは言えなかった。本研究では歩行の実態を現地観測により把握し、歩行率等について影響している要因を定量的に明らかにすることができた。さらにエスカレーター上の歩行が障害者・高齢者のバリアフリーを阻害していることが最大の問題であることを示し、今後の議論の基礎資料とその方向性を示すことができた。また成果を「エスカレータ―のかがく」と題した本で令和5年内に出版予定で、専門家のみならず一般利用者にも啓発する機会を得た。
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