研究課題/領域番号 |
18K04404
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
天野 佳正 千葉大学, 大学院工学研究院, 助教 (40517976)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アオコ / ミクロキスティス / 細胞外多糖類 (EPS) / カチオン / 群体形成 / 浮揚性 / 捕集除去 / 光照射 / 細胞外多糖類(EPS) / 細胞外多糖類 / 浮揚性制御 |
研究成果の概要 |
本研究では,富栄養化した湖沼において発生する有害アオコ (ミクロキスティス)が有する浮揚性を利用したアオコ捕集除去プロセスの開発を行った。ミクロキスティスの群体成形を担う結合性細胞外多糖類 (TB-EPS)と水溶液中のカチオン濃度を制御することで,ミクロキスティスの群体サイズを拡大させ,浮揚性を向上させることに成功した。また,光照射の有無による浮揚性制御にも成功し,アオコ捕集除去手法構築のための更なる研究展開に向けての道筋を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
湖沼に発生するアオコ (ミクロキスティス)の除去には特殊な装置や薬剤の使用など,コスト高や環境負荷が課題となっていた。本課題は,ミクロキスティスが有する結合性細胞外多糖類 (TB-EPS)量を制御し,群体サイズの拡大によって浮揚性を向上させることに成功した学術的に特徴のある研究である。ミクロキスティスの群体形成および浮揚性能を利用するため,動力源を一切必要としない環境に負荷のかからない捕集除去手法として期待され,社会的にも意義のある研究である。
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