研究課題/領域番号 |
18K04405
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 弘泰 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90251347)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 間欠接触酸化法 / 管路内下水浄化 / 干出ストレス / 下水道 / 微生物叢 / 管路内浄化 / 微生物相 / 次世代シークエンサー |
研究成果の概要 |
本研究は間欠接触酸化法と呼ぶ原理を用いて下水を管路内で浄化する技術の開発、および、そこに存在する微生物への影響について検討しようというものである。下水の流下が間欠的な時、下水の水位が低下し微生物担体が直接空気に晒される。間欠接触酸化法はその際に微生物に酸素が供給されることに着目し、電力エネルギーを消費することなく下水を浄化しようというものである。本研究ではその性能を明らかにすることができた。スポンジ設置面積あたり、条件にもよるが概ね30g/m2/d程度の性能を得ることができる。一方、微生物相への影響の解明については今後の課題として残った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近代下水道は下水の収集システムとしての下水道と処理装置としての処理場に明確に区別されている。本研究は、下水道管路の水質浄化機能をたかめ、処理機能の一部を担わせることが可能であることを実験レベルで示した。さらに、本研究の用いる技術は電力を消費しない省エネルギー型技術である。人口密度の高い大都市には向かないが、大都市周辺や人工減少地域に適用できる可能性がある。
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