研究課題/領域番号 |
18K04406
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
三木 理 金沢大学, 機械工学系, 教授 (70373777)
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研究分担者 |
長谷川 浩 金沢大学, 物質化学系, 教授 (90253335)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 環境影響評価 / バイオアッセイ / 海産生物 / 海藻 / アカモク / 受精卵 / 排水 / 生長阻害 / 沿岸海域 |
研究成果の概要 |
本研究「アカモク受精卵を用いた沿岸海域環境影響評価手法の開発と評価」は、2018年4月から2022年3月までの4ヵ年で実施した。まず,アカモク受精卵に対するpHや塩分の影響を詳細に調査し,アカモク受精卵の培養に関する標準プロトコルを確立した。続いて代表的な有害化学物質(重金属、アンモニア)を選定し,確立した標準プロトコルにしたがってアカモク受精卵を培養し,各化学物質に対するアカモクの感受性データを採取した.さらに他の海藻類の感受性データと比較検証し,アカモク受精卵が特に銅に対して感受性が高く,銅による慢性的な生長阻害が生じやすいことを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は、沿岸域へ排出される排水処理水等による沿岸域環境への影響を,海産生物を用いて評価する手法を確立することによって沿岸域の環境保全に寄与することを目標としている。これまでの生物応答を用いた環境影響評価手法は、海産生物、特に海藻を用いた評価手法は極めて少なかった。しかし、海藻は沿岸域保全に関して極めて重要な役割を果たしている重要な海産生物である。本研究では、日本各地で入手が容易な褐藻アカモク(Sargassum horneri)の受精卵に着目し,評価手法を検討した後,重金属等の有害化学物質に対するアカモク受精卵の感受性について調査し,アカモク受精卵の感受性に関する学術的知見を得た。
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