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下水高度処理に係る費用・便益配分不均衡の解決に向けた政策決定・合意形成手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K04410
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分22060:土木環境システム関連
研究機関東洋大学

研究代表者

大塚 佳臣  東洋大学, 総合情報学部, 教授 (50584364)

研究分担者 見島 伊織  埼玉県環境科学国際センター, 水環境担当, 専門研究員 (00411231)
本城 慶多  埼玉県環境科学国際センター, 自然環境担当, 主任 (30770622)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード合意形成 / 下水道高度処理 / ライフサイクルアセスメント / プラーヌンクスツェレ / 市民討議会 / 下水高度処理 / コンジョイント分析 / 協力ゲーム理論
研究成果の概要

本研究では、流域全体での下水道高度処理システムの最適化ならびに高度処理がもたらす流域内自治体間の費用と便益の不均衡を扱うための政策立案手法と、政策に関する合意形成を実現できる手法を開発し、中川流域をモデルとして実践した。高度処理がもたらす便益を貨幣換算したのと同時に、流域単位での便益を最大化した場合の埼玉県と東京都でのコスト配分シナリオを提示し、ICTを活用してオンラインで実現できる市民討論会手法を用いてシナリオ選択の合意形成を実践した。その結果、利害関係が発生する埼玉県と東京都の住民の中で討議によって合意形成が進み、両者から支持されるシナリオ抽出が可能であることを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

下水道のように流域の上流でコストをかけて発生した便益が下流で発生し、コストをかけた住民がその便益を実感できず、下流の住民がその便益を享受するという便益の「ただ乗り」が発生する社会インフラ整備にあって、流域全体の費用と便益を明らかにし、それらの情報を活用した合意形成手法を開発した学術的意義は大きい。またその実践によって、利害関係者間の討議によって合意形成が可能になったことを示したことは社会的意義が大きい。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2020 2019

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 市民討議会による下水道高度処理推進の合意形成プロセスの考察2022

    • 著者名/発表者名
      大塚佳臣, 見島伊織, 本城慶多
    • 学会等名
      第56回日本水環境学会年会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 東京湾における赤潮発生抑制がもたらすアメニティ便益の金銭価値とその多様性評価2020

    • 著者名/発表者名
      大塚佳臣, 見島伊織, 本城慶多
    • 学会等名
      第54回日本水環境学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 下水処理場の運転変更による環境負荷の変動特性の評価,2020

    • 著者名/発表者名
      見島伊織, 大塚佳臣, 本城慶多
    • 学会等名
      第54回日本水環境学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 個人特性の違いによる住民の水道水に関する情報提供内容の受容性の差の評価2019

    • 著者名/発表者名
      大塚佳臣
    • 学会等名
      第53回日本水環境学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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