研究課題/領域番号 |
18K04411
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
大河内 由美子 麻布大学, 生命・環境科学部, 准教授 (00391079)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 水道システム / 自由生活性アメーバ / レジオネラ属菌 / 水質管理 / 自家蛍光物質 / レジオネラ属菌 /精密膜ろ過 / / 精密膜ろ過 / 従属栄養細菌数 / 浄水処理プロセス / 精密膜処理 / 給水システム / レジオネラ属 / 病原細菌 / 健康リスク / 膜処理 |
研究成果の概要 |
本研究では水道システムにおける自由生活性アメーバ(FLA)とレジオネラ属菌の管理強化を目的として,微生物再増殖と水質の調査と,FLA細胞の除去による増殖抑制効果を調べるための回分試験を実施した。FLAは0.5 mg/L超の遊離塩素が残留する給水栓からも検出され,残留塩素管理によるFLA管理の困難さが示された。孔径3 umのメンブレンフィルターによりFLA細胞は除去され,一定のレジオネラ増殖抑制効果が確認された。 また,水道水に優占するFLA分離株を用いて,2種類の自家蛍光物質を指標とした定量法を検討した。10 cells/mL以上の濃度範囲で,濃度対数値に比例した蛍光強度の増大が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で対象とした自由生活性アメーバ(FLA)は,レジオネラ属菌等の日和見感染症細菌の増殖に重要な役割を果たしているにも関わらず,水道システムにおける挙動や存在実態は不明なままであった。本研究で取り組んだ研究内容は,FLAを対象に含めた水質管理について,新しい考え方となる基礎情報を提供するとともに,そのモニタリングの必要性とモニタリング手法の提案を提唱している。
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