研究課題/領域番号 |
18K04412
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 福井工業大学 |
研究代表者 |
高島 正信 福井工業大学, 工学部, 教授 (30257498)
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研究分担者 |
矢口 淳一 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (80342450)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 下水 / 下水汚泥 / 嫌気性消化 / アンモニアストリッピング / リン酸吸着 / バイオガス / 窒素リン回収 / 凝集 / エネルギー資源回収 / リン回収 / アンモニア / リン酸 / ゼオライト / 浄水汚泥 / 下水処理 / 資源エネルギー / 窒素 / リン |
研究成果の概要 |
本研究では、下水中の有機物、窒素およびリンを、それぞれメタン、アンモニア、リン酸として資源・エネルギー回収する処理システムの開発を目指した。下水については、ふるいろ過やAl系凝集剤を適用し、SSとリンの前濃縮に適切な条件や課題を明らかにした。下水汚泥からエネルギー回収する嫌気性消化においては、高濃度化や前加熱処理により汚泥分解率とガス発生率の改善が見られた。これにアンモニアストリッピングと水酸化鉄系リン酸吸着剤を組み合わせると、アンモニア阻害の緩和と約21%のN回収、約73%のP回収が可能であった。また、活性炭と鉄(Ⅲ)の添加は、微生物活性の向上と消化液の脱色に効果的であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国土交通省の下水道ビジョンは、『従来の下水を排除・処理する一過性のシステムから、集めた物質等を資源・エネルギーとして活用・再生する循環型システムへと転換する必要がある』としている。下水処理ステムを資源・エネルギー回収型に転換し、有機物に窒素・リンを含めて総合的に検証するところに本研究の学術的および社会的意義がある。
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