研究課題/領域番号 |
18K04421
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
永井 宏 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (70413797)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 新設杭 / 既存杭 / 埋戻し土 / 単杭 / 支持力 / 模型実験 / 数値解析 / 杭の支持力 |
研究成果の概要 |
本研究では,埋戻し土に近接・重複する新設杭を想定した押込み載荷実験や水平載荷実験を行い,周辺地盤と密度が異なる埋戻し土が杭の支持性能及ぼす影響を明らかにした.実験後に杭近傍に敷設した色砂層の変状を観察し,杭周面抵抗に寄与する地盤のせん断破壊の位置が埋戻し土の密度に依存することを示した.また,埋戻し土の条件を変化させたFEM解析にて,杭の周面抵抗機構に寄与する土圧変化やせん断破壊面の形状が異なること,杭の水平変位に伴う周辺地盤の塑性化の分布が異なることを明らかにした.分析結果を踏まえ,埋戻し土を考慮した杭の周面抵抗力度や水平地盤ばね剛性の算定法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,建設ストックの循環が行われていく中で,既存杭撤去後の埋戻し土の影響を踏まえて建物を支える基礎構造の性能を適切に評価することに繋がるため,学術的に意義がある.また,今後,超高層建築物の建替工事の増加に伴って本研究で想定している事象が多く発生し,その影響も大きくなると予想されることから,適切な評価・対策を考えていくことは社会的にも重要性が高い.
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