研究課題/領域番号 |
18K04468
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
大塚 雅之 関東学院大学, 建築・環境学部, 教授 (20288088)
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研究分担者 |
呉 光正 関東学院大学, 建築・環境学部, 助手 (40812053)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 建築設備 / 給排水衛生設備 / コンバージョン / 圧送排水システム / 小口径排水管 / 排水横枝管 / ハイブリット排水システム / 排水設備計画 / オフィスビル / ハイブリッド排水システム / 排水性能 / 圧送排水ポンプユニット / リニューアル / 排水立て管システム / 排水能力 / 設計用許容流量 / 待ち行列シミュレーション / 待ち行列理論 |
研究成果の概要 |
本研究は新築・既築のオフィスビルを対象に、そのコンバージョンやリニューアルによって、水まわりの変更や増設が生じても対応できる新たな排水システムを提案し、その排水性能評価と計画・設計に資するデータの蓄積を図ることを目的とする。その対策として、圧送排水ポンプユニットと小口径圧送排水管を用いた圧送排水システムと自然流下による重力式排水横管システムを併用した排水システムをオフィスコンバージョン等に対応する「ハイブリット排水システム」として提案した。同システムを排水実験及び実建物での検証を通し、その性能評価と計画・設計手法に資する知見を得るとともに実用化の可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
提案するハイブリッド排水システムは、新築時に水廻りの増設を考慮した場合と既存建物のリノベーションに対応する場合の両者に対応することができる。新築時にはフリーアクセスフロアの床ふところが確保されている場合、そのスペース内に小口径の排水横管を先行して施工し、使用時に衛生器具から圧送される排水をその配管を介して容易に排水立て管まで排除できる。既設時には天井部に配管された既設の排水横枝管などへ圧送排水管で衛生器具からの排水を揚水し、その排水横枝管を利用して排除できる。この排水システムにより建物の状況に応じて、水廻り空間を自由に設置でき、建築空間のデザインの創造の範囲を広げることができる。
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