研究課題/領域番号 |
18K04471
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
道岡 武信 近畿大学, 理工学部, 教授 (20371370)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 都市街区 / 乱流 / ガス拡散 / 数値シミュレーション / 大気拡散 / 街区 |
研究成果の概要 |
理想的な街区を対象に風の揺らぎの構造およびそのメカニズムを数値シミュレーションにより検討した。まず、計算領域入口から一様流風を流入させ、理想的な街区内の流れ場を対象に数値シミュレーションを実施した結果、街区内に大規模な乱流構造(風の揺らぎ)が生成されることが明らかになった。次に、街区外の風の風向変化を変化させた解析結果から、風向変化が街区内の風の揺らぎおよび汚染物質拡散は小さいことがわかった。つまり、街区内の風の揺らぎは主に街区内のブロック(建物)で生成されることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では実街区中の汚染物質拡散に寄与する大規模乱流構造(風の揺らぎ)を詳細数値シミュレーションにより明らかにした。街区のストリートに発達した主流方向の大規模乱流構造が、建物に挟まれた主流直角方向の街区の流れにも大きな影響を与えていることが明らかになった。よって、街区内に大規模な乱流構造が生成される街区がわかれば、汚染物質が滞留しにくい街区を検討することができる重要な知見を得ることができたと考えられる。
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