研究課題/領域番号 |
18K04478
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
野原 卓 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (10361528)
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研究分担者 |
藤岡 泰寛 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (80322098)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 郊外住宅地 / 団地再生 / まちづくり拠点 / 公民学連携 / 学生居住 / ローカルコア / 地域コミュニティ / 団地 / エリアマネジメント / 地域活動拠点 / 超団地 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、縮減時代を迎える中で単世代化・高齢化・空家や更新問題を抱える郊外住宅地再編について、空間・機能・主体という3つの視点から、旧来の団地の領域を乗り越えた再生手法を開発するものであり、中でも「ローカルコア」(地域の活動拠点)の設置を契機として、従来の方法論を乗り越えうるか検討するものである。戸建住宅地(横浜市南万騎が原地区)における公民学連携拠点の挿入実験、集合住宅団地(横浜市左近山団地)における学生居住と活動誘発の実験とこれらの調査分析を通じて、拠点挿入を通じた地域外の力(学生・民間・専門家等)により、地域活動の活力向上、地域内外の支え合いの構築が可能であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の団地(郊外住宅地)再生では、改修等を通じた空き住戸の充填、高齢化やまちの老朽化への対策、建て替えによる再編や用途変更などを中心に行われてきたが、本研究では、すでに建設されている住宅地を資産として活かしつつ、地域内外の関係性を再編するための拠点や活動を挿入することで持続型の郊外住宅地再生を試みた。特に、従来と異なる公民学連携型の拠点挿入に伴う地域内外の接続と潜在的活動層の掘り起こし、学生居住を中心とした活動挿入による、これまでにない地域内の関係性創出と地域活力の誘発など、郊外住宅地を「まち」としてとらえ直すための拠点挿入の意義を見出すことができたことに本研究の意義があると考えられる。
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