研究課題/領域番号 |
18K04483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
大西 康伸 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (20381006)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ファシリティマネジメント / MR、AR、VR / BIM / HMD / データベース / 点検 / ジェスチャ / 行動特性 / 維持管理 / モーションキャプチャ / MR |
研究成果の概要 |
建物の部材・機器の維持管理に関する情報を点検業務中に両手を塞ぐことなく円滑に閲覧することを目指し、Mixed Reality(以下、MR)を用いた維持管理情報の閲覧システムを開発した。無線LAN経由でデータベースに接続されたHMD型MRデバイスを装着し、特別な操作をすることなく情報を知りたい部材・機器に接近するだけで、情報が表示されたパネルが現実空間に次々と重畳される仕様とした。また、点検結果の入力機能もあわせて開発した。 評価の結果、次々と情報が表示されるという開発システムの仕様は概ね支持された。一方で、MRデバイスの処理能力不足による重畳のズレや情報入力のしづらさが課題としてあげられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
維持管理の現場でも人材不足は懸念されており、少人数かつ経験が浅くても円滑で効果的な維持管理業務が遂行できる環境を提供する必要がある。 一方、これまでの研究により構築されつつある建物維持管理にまつわる様々な種類のクラウドデータが、実は現場で十分に活用されづらい環境にある。今後の良好な建物ストックを形成する上で大きな問題であり、解決が急務である。 本研究の成果は、クラウド化された建物維持管理にまつわる様々な情報を維持管理現場で円滑に利活用することを支援し、上述した問題を解決することに寄与する。
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