研究課題/領域番号 |
18K04504
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
真野 洋介 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 准教授 (70329134)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 都市再生 / 市街地整備 / 地方創生 / エリアリノベーション / 近隣住環境 / 歴史的市街地 / ライフシフト / 公共空間 / 都市変容 / 住環境 / 空間変容 / 震災復興 / まちづくり / 地域デザイン / シティ・リージョン / 地域創造 / 都市計画 |
研究成果の概要 |
一点目は、各圏域の中心的空間における公共空間・低ストックの活用の動きと、市民・事業者等により活用されている個々の場所、活動の補完関係が明らかになった。屋外やシェア空間を利用したプログラムと、開放性やコミュニケーションに対するニーズの高まりなどがこうした関係を後押ししたことが示唆された。二点目は、各地域それぞれに近隣スケール、中心市街地の地区スケール、周辺地域を含む広域スケールの重層的なネットワークが、各圏域の特定エリアの空間再編に影響を及ぼす一方で、創造的活動の範囲は広域の中で相互に影響しながら一定の圏域に広がり、構築されていくことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第一に、10万人規模の地方都市を核とした圏域における、2010年以降の10年間とコロナ禍の間に開設された場所、活用ストック、個人や組織による活動とプログラムを包括的に把握し、歴史的市街地を中心とした都市空間の再編に、創造的活動の連関が及ぼした影響を明らかにしたことである。第二に、スポンジ化と呼ばれる、地方都市特有の虫喰い状の低未利用地に対し、場所の集積と活動は、個々には小規模で分散しているものの、エリア全体では数十から約百箇所集積し、そのネットワークが新たな近隣生活圏の形成に寄与し、10年の時間軸の中で役割を変えながら、エリア拡大や連携をもたらす推進力となっていることを解明したことである。
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