研究課題/領域番号 |
18K04510
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
|
研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
木川 剛志 和歌山大学, 観光学部, 教授 (50434478)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 住民の直接経験 / スペース・シンタックス / 横須賀市 / 都市像 / 港町 / 戦災復興都市計画 / 住民の記憶 / 戦後空間 / ドキュメンタリーフィルム / 中心市街地 / ドキュメンタリー / 記憶の中の都市 / 直接経験 / マルティン・ブーバー / 横須賀 / 立地適正計画 / 短編映画 |
研究成果の概要 |
本研究では、現在の地方都市の中でも特に空襲や戦災によって破壊された都市を研究対象とし、戦後の頃に住民たちの生活の中心であった中心市街地が、高度経済成長期の都市拡大を経て、衰退していく過程を都市解析手法を用いて分析した。それは単に数値的な分析を行っただけではなく、その過程で生まれる“思い入れ”、例えば中心街で生活してきた方々が「中心街が中心街であるべきだ」と思うこと、それを「直接経験」と呼び、その「直接経験」も含めた都市空間のあり方をこの研究では考えた。そのために都市解析データと住民インタビュー、史的研究を合わせた研究成果を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後の日本の都市計画では、交通計画、面的都市計画(ゾーニング)を中心に都市は形成されてきた。現在ではそこに景観の観点が加わっているが、住民の間に形成された“直接経験”による都市像は多くの場合、考慮されることはなかった。それらの都市像は主に“まちづくり”の視点で語られて、実際の都市計画とは対立軸に置かれる例が地方都市でも散見される。本研究では、文献調査と都市解析、さらにはフィールドワークを加えて、直接経験的に形成される都市像について研究した点に意義がある。
|