研究課題/領域番号 |
18K04516
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
|
研究機関 | 北海学園大学 |
研究代表者 |
石橋 達勇 北海学園大学, 工学部, 教授 (50337094)
|
研究分担者 |
竹宮 健司 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (70295476)
中山 茂樹 千葉大学, 大学院工学研究院, 名誉教授 (80134352)
小林 健一 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (80360692)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 二次救急医療 / 病院 / 北海道 / 救急部 / 医療機器 / 二次救急医療機関 / 人口減少 / 超高齢化 |
研究実績の概要 |
研究期間延長をうけて実施予定であった人口減少・高齢化が進展していると思われる北海道郡部における主要二次救急医療機関の救急部と同医療圏の消防本部への訪問調査の実施を改めて模索した。しかし2022年度は2021年度以上の新型コロナウイルス感染症の蔓延・拡大が続き、調査対象の医療機関や消防本部がその対応に直面・奔走していることを踏まえ、やむなく調査の実施を見送った。 その一方で、各種学協会における発表や専門誌などの文献による情報収集に引き続き努め、新型コロナウイルス感染症(疑い)傷病者の救急医療の現場での対応の課題を検討した。そして、①検査の実施・感染確定まで一時待機する空間や感染患者を診療する空間の必要性、②感染患者の画像診断部・専用病棟等への動線の確保、③感染リスクや害悪性等の評価の経時変化に伴う診療・対応方法の可変性、などの課題を抽出した。本研究対象である郡部における二次救急医療機関では感染患者受入れの指定を受けている病院も多く、これら課題に相応した救急部の運営や建築設備の整備のあり方を運営体制や救急医療が展開される空間の規模の差異も勘案しながら検討する意義は大きいと考えた。 なお次年度は、新型コロナウイルスの法的位置づけが変更する予定であることから、調査未実施の医療圏における二次救急医療機関や消防本部を対象とした調査の実施と共に、感染症指定医療機関の救急部を対象とした検討などを重ねて、最終的な成果を取り纏める予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症が昨年度以上に蔓延、継続したため、予定していた訪問調査を実施できなかった。また研究分担者らとの意見交換についてもやむなくビデオ通話システムを用いた最低限の内容に止まり、調査結果の分析やとりまとめ作業などが円滑に進展しなかった。
|
今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスへの感染に注意しつつ、調査未実施の医療圏における北海道内の二次救急医療機関および消防本部と感染症指定医療機関を対象とした調査の実施を試みる。また新型コロナウイルス感染症(疑い)傷病者の救急医療の現場での対応方法とそれに相応した建築設備の整備に関する情報収集を継続的に実施する。 そしてこれまでの知見を整理・分析した結果を最終的な研究成果として取り纏め、日本建築学会等で発表する。
|