研究課題/領域番号 |
18K04525
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
糟谷 佐紀 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (90411876)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 障害者 / 精神障害者 / 住宅政策 / 居住形態 / 住宅 / 居住支援法人 / 民間賃貸住宅 / シェアハウス / 知的障害者 / 住環境 / 身体障害者 / 地域生活 / グループホーム |
研究成果の概要 |
精神障害者の居住実態と居住支援法人による障害者への支援内容を把握するために調査を行った。調査から、精神障害者の住宅選択は、住環境や立地よりも入居可能性(家主の理解)や家賃が優先されていること、そうしなければ住宅確保が困難であることを明らかにできた。精神障害者は環境の影響を受けやすく、良好な住環境が居住安定には重要である。障害者、特に精神障害者の居住の安定には、居住支援法人などによる入居後支援が重要な役割を果たしていることも明らかになった。コロナ禍により調査遂行できなかったが、シェアハウスや障害者専用マンションなど現行制度にない居住形態も選択肢となりうると考え、調査を行う予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の精神障害者の長期入院に関して、国際社会から批判を受け続けているが改善することができていない状況にある。生活支援サービスも必要であるが、住宅の確保ができないために退院できない実態もあった。障害者自身が望む生活を実現することは喫緊の課題である。精神障害者の居住の安定に対し、住宅供給や住環境、生活支援サービスのあり方を明らかにすることは、居住の安定のための方策の検討につながる。
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