研究課題/領域番号 |
18K04526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 (2022) 帝塚山大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
小菅 瑠香 芝浦工業大学, 建築学部, 准教授 (50584471)
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研究分担者 |
河合 慎介 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (70335123)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 病院建築 / 減床 / 施設改修 / 諸室機能 / 使われ方 / アンケート調査 / 医療施設 / 病床再編 / 増改築 / 建築計画 / 医療政策 |
研究成果の概要 |
医療施設は自院のニーズに応じて、病床機能を再編するよう政策が進められている。特に急性期病院のダウンサイジングと平均在院日数の短縮により、近年の医療施設では空き部屋も目立つようになってきた。本研究では生じた建築の余剰スペースについて、各医療施設でどのような対応がなされているかを、アンケート調査などをとおして明らかにした。結果は施設により様々であったが、他の用途に充てるケースは多く、特に医療機能よりも倉庫や会議室等への変更が多く見られた。また減床数に応じて傾向があり、大きい事例では区画ごと封鎖して不使用にしたり、病室数室程度の減床では「病室の定員変更」などで全体的な空間の余裕を調整していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病床を減らすことで生じる建築の余剰スペースは、現状として積極的に利活用されていなかった。一方で、倉庫や会議室のニーズの高まりは、患者の高齢化やリハの強化で病棟に物が増えていることや、地域連携で参加職種が増えていることにも起因している。これからの医療施設はさらなる高齢化や人口減少によって形を変えていくと考えられる。フレキシブルな建築構成や、マスタープランの頻回な更新の重要性が示唆された。
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