研究課題/領域番号 |
18K04537
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
小林 久高 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 准教授 (80575275)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 民家 / 集落構成 / 構法 / 製鉄 / 地域特性 / 伝統的民家 / 建築構法 |
研究成果の概要 |
中国山地一帯における製鉄に関連する集落景観と伝統的民家について、「製鉄」にまつわる文化的背景から捉え直すための調査研究を実施した。たたら関連集落の集落構成について、文献調査及び現地調査により構成が分かる資料30事例を収集して比較検討を行なった。また、鉄師の集落である吉田町吉田を対象として集落構成に関する詳細な調査を実施し、伝統的建築物の分布状況を確認すると同時に特徴的な建築物に関する実測調査を行なった。更に鉄の積出港であった港町に関する現地調査も実施し、島根半島における海村42集落の構成を悉皆的に把握するとともに、主要な5集落についての詳細な現地調査を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
たたら製鉄関連集落の集落構成に関して、これまでは地域を限定した数事例の報告しか見られなかったが、本研究においては30事例を収集して比較検討することにより集落構成の傾向を類型化し整理することが出来た。また、これまで建築物に関する現地調査があまり行われてこなかった吉田町吉田において伝統的建築物の現存状況を調査することで、活用可能な建築的な地域資源について確認することが出来た。更に、鉄の積出港である港町の調査を通じて海村の多様性を確認したことにより、海辺の集落構成を調査するという新たな研究課題へ繋げることが出来た。
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