研究課題/領域番号 |
18K04539
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
箕浦 永子 九州大学, 人間環境学研究院, 助教 (70567338)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 都市再編 / 都市整備 / インフラ / 公共事業 / 民間 / 商会 / 中華民国期 / 近代化 |
研究成果の概要 |
本研究は、清末民国期において国家や地方政府が公共事業として推進する「伝統都市の近代的再編」に対して、民間の商業団体である商会がいかに関与しどのような役割を担っていたのか、蘇州・上海・天津を例に解明することを目標とした。①近代的都市再編における民間の関与、②上海市工務局による公共事業、③公共事業における宗教施設の取扱い、④近代都市計画の導入と実態について、それぞれ解明することができた。また、上海については清末民国期の薄れゆく伝統的空間理念について明らかにし、「伝統都市の近代的再編」を総合的に解釈することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国近代都市史分野の課題のひとつである「伝統都市の近代的再編」について、行政による公共事業に着目する研究が多いなか、本研究課題では国家や地方政府が推進する公共事業に対する民間の関与や役割に着目し、商会文書と客観的関係史料をもとに明らかにすることができた。本研究で得られた成果は、中国近代都市史の全容解明の一助となるという学術的意義がある。
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