研究課題/領域番号 |
18K04542
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
|
研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
谷 直樹 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 名誉教授 (40159025)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 茶室 / 起こし絵図 / 大工頭中井家 / 中井役所 / 茶室起こし絵図 / 中井家 / 建築絵図 / 京都大工頭 |
研究成果の概要 |
江戸時代に京都大工頭を世襲した中井家所蔵の重要文化財「大工頭中井家関係資料」の指図・絵図類に数寄屋関係の資料が含まれており,45点の「茶室起こし絵図」がある。中井家本「茶室起こし絵図」は,①京都大工頭の中井家に伝来すること,②一部は製作年代や注文者が判明すること,③中井役所の棟梁衆が起こし絵図の製作に関与していること,④現地調査をした野帳が一部残っていること,⑤中井家の当主は茶人として名を残していること,⑥近年の保存修理によって製作技術を示すデータが蓄積されていることなど,他の茶室起こし絵図と比べると来歴が明確で貴重な資料であることが分かり,大阪市立住まいのミュージアムの展覧会で公開した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は,建築史にとどまらず,茶道史,近世文化史などの研究分野に貢献できる。また,博物館や美術館で「茶室起こし絵図」をテーマにした展覧会を開催する基礎資料になる。茶室を含む「起こし絵図」を,和紙の建築模型(日本製ペーパークラフト)として情報発信すれば,日本人のみならず,インバウンドを含む海外への日本文化紹介にも寄与できる。
|