研究課題/領域番号 |
18K04562
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24010:航空宇宙工学関連
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
鳥阪 綾子 東京都立大学, システムデザイン研究科, 准教授 (70449338)
|
研究分担者 |
宮下 朋之 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20329080)
山川 宏 早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (00097263)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | structure-microwave / SMA antenna / wrinkle reduction / reflection of microwave / optimization designing / 平面アンテナの構造最適化 / 薄膜展開膜 / 平面アンテナの適応構造化 / SMP / SMA / ヘルスモニタリング / 航空宇宙工学 / 宇宙インフラ |
研究成果の概要 |
本課題は①~④を大型宇宙軽量構造およびマイクロ波の分野横断型の設計指針を提示する事ができたと考える.①超軽量構造の代表である膜面構造の皺の低減条件を突き止めた.②皺の低減化手段として,皺のばしのアクチュエータと自身の形状モニタリングを同時に行うSMAアンテナの提案と実証を行った.③実際の衛星への高周波通信システムの搭載にあたっては構造と電波の相互干渉を考慮に入れた設計視点と相互のフィードバックが設計段階から必要である点を実例を用いて示した.④パッチアンテナの軽量化を,誘電体の配置問題と捉えなおして電波の経路をコントロールする方針がアンテナ特性の大幅なゲイン値向上に繋がる可能性を示した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大型宇宙構造物の代表格である膜面や薄板上に搭載された通信素子を含む構造について,剛性を確保しつつ電波特性の劣化を防ぐ両立性を目指し,本課題では搭載膜面の皺の低減といった構造の検討から構造部材が電波特性に及ぼす影響まで精査し,構造と電気系を同時に取り扱う事による大型軽量構造とマイクロ波の分野横断型の設計に必要な設計上の着眼点を導きだした.その必要性はSMAアンテナなどのハードウェアを提案・製作,または実際の衛星への搭載を例にして実証された.これは宇宙に限らず地上技術に対しても新しい観点である事で社会的意義が大きい.
|