研究課題/領域番号 |
18K04572
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24010:航空宇宙工学関連
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
田中 宏明 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 教授 (90532002)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | スペースデブリ / 宇宙ゴミ除去 / Active Debris Removal / 金属製銛 / Harpoon / Space debris / Active debris removal / Free falling target / Johnson Cook model / 航空宇宙工学 / デブリ除去システム / デブリ捕獲技術 / 金属銛 / Johnson Cookモデル / 捕獲技術 / 衝突 |
研究成果の概要 |
金属銛を用いたスペースデブリ捕獲技術に関して,自由落下中の固定されていない回転する構造物への金属銛撃ち込み試験装置を開発,実験を行うとともに,関連する数値解析モデルを構築した.次に,金属製銛によるスペースデブリ捕獲に適した銛先端形状に関する検討として,4種類の先端部を有する金属製銛の撃ち込みに関する数値解析と実験を実施した.その結果,先端円錐形状銛は貫入速度が比較的小さく,また,花弁状に対象物を裂きながら貫入することで貫入後に十分な保持力が得られた.これらの研究を通して多様な多様な大きさのスペースデブリに適用可能な金属銛によるデブリ捕獲技術に関する見通しを得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,宇宙開発においてスペースデブリが大きな問題となり,能動的なデブリ除去の重要性が増している.本研究は,能動的なデブリ除去において金属製銛を用いてデブリを捕獲することを目指したものであり,本捕獲方法の適用範囲や効率的な銛形状に関する知見を得るなど,社会的にも有意義な結果が得られている.また,この研究では世界初の試みとして自由落下中の固定されていない構造物への金属銛撃ち込み試験装置を開発,実験を行っており,従来評価できていなかった挙動評価を行うなど学術的意義も大きい.
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