研究課題/領域番号 |
18K04575
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
村田 裕幸 弘前大学, 理工学研究科, 教授 (30415806)
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研究分担者 |
北原 辰巳 九州大学, 工学研究院, 准教授 (50234266)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アルカリ型燃料電池(AFC) / 船体運動 / アルカリ電解質型燃料電池(AFC) / フラッディング / 電気化学インピーダンス法 |
研究成果の概要 |
初年度にマンガンとニッケルを電極触媒とするAFCセルを製作したが、性能不足だったため、次年度に電極触媒を貴金属に変更すると共に、セル構造の改良を行った。改良後のセルは正立状態で正常なセル電圧を示し、電池出力も安定していた。また、電解液のガス流路への漏れは認められず、セルが正常に稼働していることを確認した。しかし、電流値の増加に伴うセル電圧の低下が著しいことが分かった。空気流量が減少した場合、電池出力の急激な低下が発生する恐れがあるが、本試験範囲ではセル電圧の顕著な現象は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
燃料電池を船舶の動力源に利用しようとする試みが始まっている。移動体の動力源としてPEFC(固体高分子型燃料電池)が盛んに研究されているが、電池効率・コストの観点からはAFC(アルカリ型燃料電池)の方がPEFCよりも有望である。しかし、AFCを船舶に適用しようとする研究は行われていない。本研究はAFCに及ぼす船体運動の影響を明らかにするために実施されたが、AFCを安定に運転するのに手間取り、正立状態の電池特性を明らかにするのに留まった。
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