研究課題/領域番号 |
18K04580
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
|
研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
岡崎 忠胤 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (70392686)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 遠隔操船 / 自律航行 / 自律航行船 / 自律船 / 自律システム / ユーザビリティ / 最適制御 |
研究成果の概要 |
本研究では,操船に2名の人間を介在させるという従来船舶のコンセプトを崩さずに,音声認識システムを用いて船上の航海士と陸上の操舵手が連携できる遠隔操船システムを開発した.システムでは,船陸間通信に遅延が問題となったため,通信遅延発生時の操船を補間する自律操船機能をシステムに付加することで問題を解決した.船上の航海士は,操舵手と音声認識システムを用いた連携をすることで,船橋に操舵手が存在していることを意識することができ,陸側の操舵手は,船橋の状況を再現するVR操船シミュレータから操舵することで,自分が船橋にいる感覚で操舵ができるシステムとなった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
船員不足を背景に欧米を中心に無人運航船の研究が盛んに行われているが,本研究では,船舶運航の安全は航海士により保たれているとの考えに基づき,少ない船上の人間を陸からサポートする遠隔操船システムの研究開発を行った.そして,船上の航海士がストレスなく陸上の操舵手と連携して操船するために必要な機能と性能を示した.この成果は,遠隔操船システムの研究開発のみならず,人間と連携する自律操船システムの研究開発に役立つと考えられる.
|